第32話

その日の夕方アタシは総務課に用事があってビルの3階に降りる。


そのフロアは総務課と医務室があった。



・・・なんか医務室から出てきそうな気がする、なんて自意識過剰かな。



全くアタシは普通になんか出来てない。

あ~いやだいやだ、滝川君を考えたくない!



そう思いながら総務課のドアを開けた。




目の前に彼がいた。



・・・ここはまた改めて来よう。

後退りした時、



「何してんだよ、澄田。こっちだ。」



同期の男性社員に呼ばれてしまった。


その声に滝川君が振り向く、



アタシは目を合わさないようお辞儀をして呼ばれた場所に行った。

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