第10話

・・・あれ、身体がフワフワする。


アタシはどうも眠っていたようだった。缶ビール一本で酔ったのか・・・



「覚めた?」



え・・・近くで滝川君の声がする。

ここはソファーの上じゃない、背中にシーツの感覚。


ここは、滝川君の寝室だ!


アタシは急いで身体を起こす。



だけど案外身体が軽い?

・・・アタシがさっきまで着てた服を着てない!



アタシ今、キャミソールと下着姿だ!!




「滝川君!いくらなんでもひどいよ!」



ベッドの端に座っていた滝川君が目を丸くする。



「意味がわからないけど。」

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