第11話

「いくらなんでも寝込みを襲うってのは・・」



「誰が?」



へ?


滝川君は視線を落として、自分の腕時計を見る。




「だからね?滝川君が・・」


アタシは着ていない服が床に落ちてないかベッドの上から探していた。



「澄田さん」




「謝ってももう許さないからね!何勝手に犯して・・」




「終電終わったみたい。」


それどころじゃないわよ、


「・・・うそ!!」



アタシは観念したようにベッドに沈んだ。




「滝川君、タクシー代貸してください。」



最悪だ。



知らない間に滝川君にヤられて、終電逃した・・・。

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