第5話
それから、なんとなく放課後になると彼が部活をしている体育館に足が向いて。
影からそっとその姿を見つめて。
だけど、そんなあたしにタクミはいつも気づいてくれた。
休憩中のほんの10分間、二人で話すようになって。
そんな日々が一ヶ月ほど続いたある日。
“あのさー、マナちゃんって……彼氏いんの?”
何気ない会話の中で、唐突にそう訊かれて。
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