第8章

第10話

扉が開く音が聞こえた。


「ツヴァイ!?」


皆は、大丈夫?と言い掛けたが、彼女の隣に居るステラの姿に素っ頓狂な声を上げた。


「ス、ステラ…!?あ、あなた…命を落としたはずじゃ…!?」


普段、冷静なノインも思わず、声がひっくり返る。


「あぁ…。確かに、俺は一度死んだ。

だけど、もう一度ツヴァイに会いたくて…愛する人を守りたくて、蘇ったんだ…。」


ステラは、優しく穏やかな声で話した。


「ツヴァイ、良かったなぁ…。」


アインツは、やっと笑顔になったツヴァイを見て、安堵の表情を浮かべた。


「良いなぁ〜♡私も、一途な彼氏欲し〜い!!」


ルーナの一言で、皆が笑顔に包まれた。


ここで、ツヴァイがある事に気付く。


「ステラ、その星型のブレスレットなんて持ってたっけ?」


ステラが手首に視線を移すと、星のモチーフが輝いている。


「コレ?そう言えば、黄泉の世界の番人がくれた物かもしれない…俺には、まだ使命があるって…。」


皆の視線が合う。


「もしかして…ステラが、新しい仲間…⁉︎」

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