第7話

と、なると、



これは寝る前にもまた騒ぎ出すな。




そう思って、二人の入浴後に寝室に行こうとすると、





「じゃあ、私たちもう寝るから、アンタはそこの和室で寝てね。布団は敷いたから」



「えー、ヤダヤダー、おねーちゃんアタシと一緒に寝てよー枕替わると寝付けないタイプだから、一人寝ちょー心細いー」



「何言ってんの。もう十八歳でしょ?おねーさまには、これから臣くんに子守唄を歌って夢の中へ導いてあげるという大事な使命があるんだから、アンタは一人で寝なさい」



「えーっ、臣くん、それマジでー?」




予想通りの展開。




「……そんな安眠妨害される恐れのある使命は無いから、二人でゆっくり休めば」



「ほらー、臣くんも二人でゆっくり休めばーってー」



「……」





―…子守唄って、



また何を唄う気なんだか。




そう言えば、



心地良く寝れそうな瞬間に、たまにブツブツ言い出すのは、ホント辞めさせないとな。




余計に寝れなくなる。





―…まぁ、今夜は俺がああ言ったし、




姉妹で仲良く就寝するんだろうけど。

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