第6話

夕食をすませ、



一息をついた後、風呂に入ろうとすると、





「じゃあ、私、今から臣くんと一緒に入浴済ませるから、テレビでも見てて」



「えー、ヤダヤダー、おねーちゃんアタシと一緒に入ってディカプリオの愚痴聞いてー」



「それなら夕方聞いてあげたでしょ。おねーさまには、これから臣くんのお背中を流すという大事な使命があるんだから、アンタは後で一人で入りなさい」



「えーっ、臣くん、それマジでー?」




騒ぎ出す姉妹。




「……そんな大迷惑な使命は無いから、二人でゆっくりどうぞ」



「ほらー、臣くんもゆっくりどうぞーだってー」



「……」




毎回思うけど、そんなに一緒に入りたいものなんだろうか。




妹を前に姉らしい一面もあるかと思えば、



予想通りで相変わらずだな。

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