第47話
「まさか華にそういう性癖があったなんてね」
「大丈夫だ。たとえ華っちがレズだとしても俺は受け入れるよ」
「お……俺、同性愛とかそういうのはちょっと……」
「まさか華さんがそういう趣味に目覚めるとは……人は見かけによらないですね」
てめぇら好き勝手言ってんじゃねぇよ。
私はノーマルだ。レズでも変態でもない!
「………華」
「ん?どうしたチビニャ……ンコ……?」
えっ。なんだよお前。どうしてそんなどす黒いオーラ纏っちゃってるわけ?私なんか地雷踏んだ?
助けを求めようと変態ノッポに視線をうつすと、こっちはこっちで苦笑いしていて私を助ける気はないのだと悟った。非情なやつめ。
「幼馴染みの男と、二人暮らしなの……?」
ゆっくりと、何故だかやや低い声で紡がれる言葉にキョトンとして「それがどうした?」と言ったらすぅっと目を細められた。
ひえっ!?お前可愛い顔してるくせにそんな表情すんなよ!妙に貫禄があるな!怖いわ!
なんて、内心びくつく私の肩をがしっと力強く掴むチビニャンコ。
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