第41話
白龍メンバー達に二人組がいるとこまで案内してもらうと、そこには例の二人組と奏、千里以外の白龍幹部がいた。つまり千里も来たため白龍幹部全員いることになる。
二人組はチビもノッポもここからじゃ見えない。かろうじてノッポらしき人物の金髪に赤メッシュの頭が見えるだけだ。だが段々と声が聞こえてきた。
「あんたら、白龍の倉庫に無断で足を踏み入れてタダで済むと思ってるわけ?」
「そうカッカすんなよ女男~。細かいことは水に流そうぜ」
「誰が女男だ!僕は相楽 奏っていう立派な名前があるんだよ!」
「見ず知らずのやつにホイホイ名乗るなんて良いとは言えねぇなぁ。てか、オレらが後つけてることにも気付かなかった鈍ちんが言える立場かよ」
「…ぅ………」
「奏は悪くありませんよ。後をつけてきたお馬鹿さん達が悪いだけですから」
「そーそー。カナちゃんはなーんも悪くねぇよー。で、あんたらどこのやつら?」
「だぁから~、人探ししてるだけって何度言ったら分かるんだよ。その子見つけたらとっとと出てくって」
「さっき言ってた野良猫のことか?残念だけど、うちには野良猫なんか紛れてねぇよ」
「あははっ!マジの野良猫じゃねぇっての~」
さっきから白龍幹部に応答してるのは一人だけ。幸と二人組の片方はずっと黙ってる。
てかこの声……どっかで聞いたことがあるよーなないよーな。
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