第78話
あんな脅しまがいの台詞を吐いたんだから、学校中に噂を広めてるかも、と覚悟していたのだが何も変化は見られなかった。
勘繰りすぎたか……と、ここ数日張っていた気を緩める。
「華、また明日ね!」
「ん。また明日」
相変わらず放課後は忙しそうにしている奏。
毎日ああだからちょっとだけ何をしてるか気になってきたが、ふと思い留まる。
幸と知り合いってことは奏も白龍に所属してる可能性が高い。
あんな可愛すぎる容姿で暴走族とか全く似合わないけど可能性はある。
もしそうなら、他の族と抗争してるとかそんな理由だろう。
再三言うが、極力族には関わりたくない。
白龍と関われば、いずれは黒華にぶち当たることもあるだろう。そうなったら捺や、皆と会うことになる。
それだけは避けたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます