第4話

今回“は”純粋な気持ちのやつだったか。




私にケンカを売るのは、今回と同じく下っぱのやつらが勝手にケンカを売って恨みを持ったやつが借りを返そうとするやつばかりでなく、名声を上げるためだけに私達「黒華」を潰そうとしたり、卑怯な手を使って陥れようとする馬鹿もいる。




今回もその手かと思って手加減したが……気が変わった。





「お前はある?……大切なモノ」




肩で息をしている彼に問いかける。





「……あるよ……守りたいものが、あるんだよ!その守りたいものを傷つけられて、黙ってられるかよ!!」

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