第13話

そこから新幹線を下車し、今度は汽車に乗り換える。


さっきまで乗っていた新幹線とは打って変わって造りは古く内装もレトロ。

座席の座り心地もあまり良くない。



「これだから田舎は」などとお父さんは眉間に皺を寄せた顔で呟いている。




わたしはそんなにイヤじゃないけどな。




お父さんとわたしが思うことはいつも正反対。決して口には出さないけれど、なんでこうも違うのだろう。親子なのに・・・。



わたしはまた窓の外に目をやった。


そして列車はゆっくりと出発した。

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