第9話

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体育館での終業式を終えた私は、速足で教室に向かった。




夏休みの計画を立てあいながらケラケラ笑っているクラスメイトを尻目に、わたしはそそくさと荷物をまとめ学校を後にした。



長期の休みでみんな浮かれていて、今日ばかりは誰もわたしの存在を否定してこない。















地獄のような1学期が、やっと終わった-----------

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