第7話

これが、わたしのいる世界---------









部屋に入るとすぐに鍵を閉める。

どうせ誰も入ってこないから意味なんてないけど。



脱力した手から鞄がドサッと床に落ちた。

わたしはそのまま電気もつけずベッドに倒れこむ。




部屋の窓は少しだけ開いていた。

お母さんが昼間開けてそのままになっているんだろう。


柔らかな風が入ってきて、わたしの身体を優しく撫でる。











----------たすけて

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