第47話
「わ、若月さんですかっ?」
「ええ、あのコ結構気難しい所があるし宇川さんが苦労していないかなって思って。」
ああ、なんだそういう意味の“うまくいってる”か。
焦った。
「今はもううちの設計部のスタッフが担当しているので……、でもトントン拍子に進んだのでアタシは全く苦労なんかしてないです。
若月さんは……凄い方だと思いました。」
素直に仕事に対しての彼の姿勢は尊敬できるところはあった。
彼の才能も羨ましいとも思った。
「そうなんだ……苦労してなかったのか、」
柏木さんはビールを一口飲むと笑った。
「はい……?」
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