第9話

若月歩生に一目惚れしたのは一年生の時。

偶然席が隣だった。


無口で無愛想な彼だったけれどその何処か大人びた容姿はすぐ校内の女のコ達に広まって毎日教室に上級生やら他科のクラスから集まって来てまるで彼は見世物のようだった。



そんな彼と一週間だけ付き合ったのは一年生の三学期。


駄目元で告白した。


すると意外にも彼はOKした。


ただただアタシは有頂天になっていた。



酷い後悔に苦しむ事も知らないで。

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