第68話
帰るの諦める?
確かに外に出るのは危険だし。
「ねな、聞いてる?」
「あ、聞いてる。じゃあ事務所の奥を貸してくれる、てことだよね?」
「いや、事務所は全部にセキュリティがかかるから無理。」
そんな、じゃあ私は何処に居ればいいの?
すると千秋君は天井を右手の人差し指で合図する。
それを見て私は首を振る。
だって千秋君の住んでいる最上階の部屋を指している事なんていくら恋愛下手の私でもこの歳になると分かる。
「ねなの嫌がることはしない。」
千秋君は私のことを全てお見通しみたいだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます