第51話

「何言ってるの。」

「あれ、信じてないんだ。」


そこに外回りを終えた槇村君が戻ってくる。


「槇村、どうしたの顔色悪いよ?」

「長澤さん、塚原さん、千秋朔が此処に来てますよ。」


「え……、」

「ほら!やっぱりさっきのは間違いじゃなかったのね。」


本当に?千秋君が?


「塚原さん!俺はもう耐えれません。」

「え?槇村君?」

「千秋朔に本当の事話してくださいよ。俺は彼氏じゃないって。」

「あ……、でももう彼とは会うことはないから別に問題は、」

「大ありなんですよ!さっきエレベーターで千秋朔に俺は威嚇されたんですから!此処に来た理由は塚原さんが担当から外れた事で来てるんですから!一体担当から外れたってどういう事なんですか!俺聞いてないですよ。」


私は返答が出来なかった。


「本当に塚原さんが担当から外れたら何するか分からないから、て俺言われたんですよ!?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る