第45話
千秋君てそんな事するヒトなの?
「どうして、千秋君らしくない。」
そう言うと千秋君は薄く笑う。
「らしくないって、ねなは俺の何を知ってるの?」
「あ……、ごめんなさい。」
何も知らない、千秋君のこと。
高校の時も今も彼自身のこと……何も知らない。
だけど惹かれている。
それも2回も。
次の言葉を考えるけど何も出てこない。
あっという間に仕事の話が終わってしまって私と千秋君の間に話題がなかった。
「あ、私帰るね、本当に迷惑かけてごめんね。」
そう言ってベッドから降りようとする私を千秋君は制するようにトン、と肩を押した。
私はそれでバランスを崩してしまいベッドに倒れてしまった。
私、まだ酔ってる?
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