気持ちよく眠っている私の頭元から眩しい光が当たる。

「なに……、眩しい。」

「目が覚めた？」

あ、千秋君の声がする。

これは夢なの？だとしたら幸せすぎる。

夢で彼の声が聞けるなんてどれだけ好きになってるの、私。

「もう夜なんだけど。」

「やだ、起こさないで……夢みてるの、」

「そう、じゃあ仕方ないね。」

いきなり頬に冷たい何かが当たる。

「冷たっ、」

それで目覚めた。

視界にはペットボトルを持った千秋君がいた。

「……千秋君？」

「よく眠ってたね。」

「え……、夢じゃないの？」

「現実だよ。今、夜の８時。」

え、夜!?

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