第41話

早足で千秋君の事務所に向かう。

あれ、ちょっと目が回りそう。

ワインちょっと飲みすぎたかな?

涼子達とランチした後は予定入れてなかったから油断してた。

そんな事を考えていると事務所に辿り着く。

街中の分譲マンションの下にあるガラス張りのオシャレな外装。

この1棟の分譲マンションの持ち主は彼。


インターホンを鳴らすと中にいる千秋君がこちらを向いた。


ダメ、なんか本当にヤバいかも。

走ったせいか酔いが回った。


ドアが開く音がする。


「ねな!?」


千秋君が私の名前を呼ぶ声を聞いた途端意識を何処かに飛ばしてしまった。

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