君のこと 3

翌日千秋君から呼び出しがあった。

「塚原さん昨日の図面なんだけどあれからちょっと直してみたんだ。悪いけどこっちの図面で通してみてくれる？」

「あ、わかりました。」

図面を受け取るとケースに入れる。

「昨日ね、」

彼の声に反応して私は視線を合わせる。

「昨日？」

「そう、ランチに誘ったけど個人的にはダメって言ってたよね？」

え、またその話？私には刺激が強いんだけど。

「知り合いのデザイナーの担当が塚原さんと同じ会社なんだけどよく飲みに行くって言ってたんだよね……もしかして嘘ついた？」

マズイ、バレた。

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