第10話

「あ、塚原さんも遅いランチですか?」

スタッフルームに入るとひとつ下の後輩槇村君がファストフードをほおばっていた。


「うん、色々チェックしてたらね。槇村君も14時過ぎのランチなんて忙しいの?」


「そうなんですよ、担当のデザイナーが時間にルーズで困るんですよね。」


スタッフルームには私と槇村君だけだった。

彼は人懐っこい性格で誰にも好かれる。ちょっと落ち着きがないけれどそれも長所になるくらい性格が良い。


「最近塚原さんため息よくついてますね。聞きましたよ担当あの千秋朔なんですよね。」


「そうなんだけど。」


「めっちゃイケメンらしいですね、実際どうなんです?」


凄いカッコイイです。高校の時よりもかなり。

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