千秋君と2人で食事なんてとてもじゃないけど正気でいられる自信ないから。

ていうか彼の口からお誘いの言葉が出ること自体普通じゃないから。

一体何があったの？千秋君。

「ねな、百面相もいいけど主任が呼んでたよ。

」

突然横から涼子の声がしたから私はびっくりしてデスクからスマホを落としてしまう。

「そんなにびっくりしなくても。何考えてたの？さっき千秋朔の所に行ってたんだよね？」

涼子は笑いながらスマホを拾って渡してくれる。

「涼子、千秋……さんてどんな感じの人？」

「は？知らないわよ会ったことないんだから。ねなの方が詳しいでしょ、本人に会ってるんだし。どうしたの嫌なことでも言われた？」

いや、その反対なんだけど。

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