66・考えられなかった事態
第66話
義両親に見られたっ!!
恥ずかしすぎるっ!
「華ちゃん、本当に良かったわね」
「…ありがとうございます…。恥ずかしい所を見せてしまって…」
「何を言ってるのよ!まだまだ新婚さんなんだからねっ」
「〜〜っ」
そうか。
私達、まだ新婚なんだよね。
それを
「母さん、父さん。明日も早いから寝るよ」
「そうね。明日はご馳走作るわよー」
「五月、明日帰るんだろ?」
「えっ?もう帰ってしまうのですか?」
お義父様の言葉に驚いた。
「そうだったわ。忘れていたわ」
「まだあと2.3日居ても…ねぇ、佳彦」
「
「まぁね。それ以上負担かけれないしね」
義両親は、会社を設立していて二人ともバリバリ働いている。
「佳彦くん。私達帰っても華ちゃんを泣かせてはダメよ?」
お義母様が佳彦に言うから佳彦は私を見てからお義母様を見る。
「分かってるよ。早く母さん達も寝ろ。俺達も寝るから」
「じゃあ、おやすみ〜」
「おやすみ。華ちゃん、佳彦くん」
「おやすみなさい。お義母様、お義父様」
二人と別れて佳彦と寝室に入った。
「二人にアレを見られなくって良かった〜」
「別に見られても良いだろ?仲良しって事なんだから」
何を言ってるの?この男はっ。
「よし、寝るぞ。華」
「……うん」
佳彦がベットに潜り込んでいて手を差し伸べてるからその手を取り布団に潜り込む。
「今日の朝の私はこんな事態になるなんて思っても見なかっただろうな…」
「俺もだよ。こうやって華と触れ合えるなんてな」
「なっ…!それタンマ!」
佳彦の指が私のズボンに問答無用で入り込み“触って欲しい”と願ってる自分が居てモジモジしちゃう。
「触って欲しかった?」
「なっ…そんな事無いっ」
口では強がってるのバレバレなんだけど体は正直者。
言葉が出てきちゃう。
「焦ったいから直接…お願い…」
「その言葉聞けるだけで良いかな」
そう言って手がズボンから抜けた。
「えっ?佳彦っ…」
「寝ないとな。おやすみ〜華」
「〜〜っ!!おやすみ!」
佳彦の方を向いていたけど背中を向けた。
「今、可愛がったら起きれなくなるから明日可愛がるよ。だからたくさん
「……」
本気の佳彦を久しぶりに感じた。
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