『元』旦那！？〜離婚？したって大好きなのよ〜

65・良かったわね！

第65話

「佳彦っ…お義母様達が来たらこの格好恥ずかしいからっ…」

「俺はカモンだけどね」

そう言ってピンって敏感な所を指で弾くから体が反る。

「きゃあん」

「いい声…。その声がずっと聞きたかった」

佳彦が私をまた抱きしめて胸に佳彦の顔がくるけどけど埋まるくらい胸は無い。

「ぺったんこだから…そんな胸に来たって…」

「別に気にしないよ。華の胸が大好きだ」

そんな嬉しい言葉を言ってくれた佳彦はパクッと服の上から口に含む。

「んっ…」

「見つけた。華の凸部分」

「佳彦っ、お願い…これ以上は本当に恥ずかしいから」

「…仕方ないな。ここでやめてあげるけど続きはベットだよ？」

「えっ？まだするの？」

指を抜いてくれたから慌ててズボンを上げたけど私の蜜が付いた指を私の目の前で舐める佳彦に顔が赤くなる。

「佳彦っ！それ拭いてっ」

「えっ？嫌だよ。美味しい蜜もっと舐めたいし」

「……っ」

誤解が解かれてからいつもの佳彦に戻ってる気がする。

「佳彦、この離婚届（・・・）ずっと持っていてくれたのにビックリなんだけど」

「あぁ。だって証人欄（・・・）必要だろ？」

「えっ？」

慌てて見返してみたら証人欄が記入されていた。

「そこまで見てなかった…。自分の書いて提出だと思っていた」

「裁判離婚とかは証人いるらしいけどな」

「通常のは？円満？な離婚とかは要らないんじゃないの？」

「結婚した時に証人欄書いたんだから離婚もとりあえず要るじゃねぇ？」

結局のところ、分からないって事。

書いていて損？はないって事かしら？

「でも、もう離婚（・・）するつもりないから」

そう言いながら佳彦を抱きしめる。

「いやっ…お前が離婚切り出したんだからな」

「ゔっ…。何も言えない…」

佳彦が私の頬を触って優しく撫でる。

「離さないからな、華」

「うん。離さないで」

またキスを優しく交わした。

「二人とも話し合ったのね」

「五月〜。見ていたのバレたら怒られるよ〜」

義両親が私達のキスシーンを見てるなんて夢にも思わなかった。

「やっぱり華ちゃんがお嫁さんじゃないとね」

「五月〜.。声が大きいよっ」

廊下が騒がしくって慌てて佳彦から降りて扉を開いたら義両親が居た。

「華ちゃん！良かったわね」

「…ありがとう…ございます…」

義両親に見られたよね？！