33・思っていた事〜佳彦目線〜

第33話

華が病院に行から報告を待っていた。

その前から華は体調が悪そうで一刻も早く休ませたかった。

赤ちゃんが居ても居なくても華をまた縛れると思ったけど。


{病院、終わったよ}

{分かった。病院に向かうよ}


華から先にココの病院に行くとlimeを貰っていたから外出にして迎えに行ったら華の姿がない。


「華?華?何処だ?」


急いで病院の受付に聞いたら「お会計終わって帰りました」との事だったから慌ててまた外に出て慌てて探して人混みに紛れる華を見つけた。


〔俺とイチャするか?〕


いつもの喫茶店に入り華が落ち込んでいたからどんな事でも側に居て支えたかったから茶化して聞いたら満更でもなかった華の反応。


〔困った事があるなら俺を頼れよ。すぐ駆けつける〕

〔うん、ありがとう〕


その気持ちは本当だ。

困っていたら駆けつけたい。

華のどんな事でも一番になりたいんだ。


「佳…部長、今日は沢井さん半休取ったのですか?」

「あぁ。半休取ってるぞ?」


高畑は華を敵視してるから野々・・の前に出したくない。

名前を呼ばないと宣言したばかりなのに呼んだ事に怒っていた華は嫉妬丸出しだったのが嬉しかった。


「そう。なら第一会議室で悟と居たのは誰かしら?似ていたのだけど…」

「第一会議室?悟と?」

「そうよ。沢井さんじゃないなら…」


悟はモテるが特定の女性といる奴ではない。

気に入った女性としか一緒にいない。


「悟!居るか?」


ノックもせずに第一会議室の扉を開けたらホワイトボードの前に華。その近くの椅子に悟が座っていた。


「佳ッ…部長??」

「どうしたー?佳彦部長ー??」


何も言わずに二人の元に行き華を見る。


「華、半休のはずだよな?何で会社にいる?」

「それは…えっと…」


見る様にプレゼンの練習と言った所。


「俺を頼れと言っただろ!俺は頼りないか?」


そう華に言いたいけど悟も野々もいる前でそんな感情的になったら…。


「プレゼンここで披露してみろ。沢井」

「部長?!まだ完全では無いです!」


華がアタフタしているけど俺も華の近くに座って持っていた書類をテーブルに置き野々も近くに座る。


「悟と練習してんだろ?」

「練習って言う練習…してない」


華の緊張が伝わってくる。


「プレゼン、開始!」


華のプレゼン楽しみだ。

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