第７話【未来への希望】

１月４日、今日からまた訓練や戦いの日が始まります。

みずきは心がズキズキ痛むけれど、「大丈夫！」と気持ちを切り替えて、訓練場の自室のドアを開けると、また花が一輪ドアノブに引っかかっていました。

―あれ？ゆうとだと思っていた、あのメッセージや花はいったい誰だったんだろう―

そう思って、花に刺さっているメッセージカードを見ました。

メッセージカードには何も書いてなく一枚の写真が入っていました。

下から写真を撮った東京タワーが写っていました。

「！！」

写真の裏にはメッセージが書いてありました。

「会えてうれしかった」と。

みずきは、訓練場を走り回って探そうとしましたが、

目から大量の涙があふれてこぼれてきました。

「ゆうとに会いたい、会いたいよぉ」

でも、今は会わない。だって、今は、訓練が大事な時だから。

みずきは嬉しさで泣き止んでから、涙をぬぐって、一歩、前へ歩き出しました。今日も彼女はひとりで戦いが待っています。

みずきはふと心が温かくなりました。ゆうとが自分を見守っていることを感じたのです。

ゆうとからの贈り物は、みずきへの愛情と支えを象徴していました。みずきは一歩、前へ歩き出すと同時に、ゆうとの存在と共に未来への希望を抱きました。

ゆうとの愛と友情がみずきの心を強くし、勇気を与えてくれます。未来には新たな冒険と幸せが待っていることを信じながら、みずきは明るい笑顔で未来に向かって歩いてきます。

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