78・楽だから

第78話

「俺はね、ティス。サポートに昔から回りたいと考えていたんだ」

「どうして?折角の能力が埋もれてしまってる」


ティスは、身を乗り出してリンに言うけどリンは笑ってティスの頬を触る。


「こうやってティスに触れる時間がもっと少なくなるし、ナニの方が肝が座ってるんだ」

「そんなの、私は我慢するわって…今の意味は違う?えっ?違わない?えっ?えっ?」


テンパりのティスにリンは大爆笑。


「リン!笑ってないで!違わない?ううん。そうじゃないのよ」

「分かってるよ。愛おしい妻」


頬にキスをされてボンっと今度は真っ赤になる

ティスに再び大爆笑のリン。


「俺、らくしたいんだよ」

「って、きゃあ」


ドレスを知らぬ間に捲り上げるリンに慌ててドレスを押える。


「リン!待って!何を考えてるの?」

「体調には気をつけるから俺を受け入れて」

「〜〜っ」


色っぽい声で顔を近付けてきて唇の上で囁いたリンにティスはあがらえないで受け入れる。


「それ、本当に…ズルイ…」

「使える武器は使うよ?ティスに溺れてもらう為にね」


二人の熱い時間が始まった。

久しぶりすぎて恥ずかしかったティスだけど、

リンは気にせずにティスを隅々まで愛していた。



「リン…もうダメ…」

「まだ、付き合って?」


ティスはうつ伏せになってリンは唇をティスの背中を滑らせていた。


「んっ…んんっ…」

「気持ちいい肌にもっと感じていたい」

「お手柔らかにって言ったわ。もうダメって…」

「俺を受け入れて、ティス」


そう言って後ろから胸を揉んでいくから感じてしまう。


「ここまでか…」


胸を揉むのをやめたリンがティスの体が見えない様に肌掛けをかける。


あるじ、仕事の時間です」

「ヤリー、もう少し時間ずらせないのか?」


リンは、そう言いながらティスの後ろ首を舐めていく。


「やっ…リン」

「ヤリーは耳が良いから聞こえるよ?」

「やあっ」


ティスは、リンに言いようにやられていて扉の

向こうにいるヤリーは、呆れた。


「主、ランティス様と居たかったらささっと業務終わらせれば良い事では?」

「…分かったよ。仕方ない」


やれやれと言ってベットから這い出して着替える。


「ティス、また夜にね」

「えっ?夜?!」


信じらんない言葉がティスの耳を貫いた。

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