22・結ばれる…?

第22話

「ティス、こっち向いて?」

「嫌ですっ!」


夜、リンに呼ばれて今、ティスはリンの部屋に居てベット上に連れ込まれていてリンに背中を向けて抵抗してる。


「ティス?どうして?」

「どうしてじゃありません!!こっちがどうしてです!」

「だってもう自国に戻らないといけないんだよ?ティスを補給したいじゃん」

「補給って…」


ティスが呆れた様にリンの方を向こうとしたからリンが隙を与えずティスを自分の方に向けた。


「リン様っ!」

「可愛い、ティス。俺だけを見て、感じて、俺だけを欲しがって?」

「リン様っ…」


リンの勢いで2人とも寝転がってしまいティスの上にリンが乗る。


「これ、恥ずかしいですからどいて下さいっ!」

「えっ!抱いて下さい??」

「〜〜っ!そんな事言ってませんっ!」


リンはティスの横に転がりティスを抱きしめる。


「ティス、一回戻るからティスを抱きたい」

「!?」


あまりにもストレートな言葉にティスの頭の中は、パニクった。


「ティス」

「リン様!そんな事言っても無理です!」

「ティス、可愛いよ。ティス」


頬におでこにキスを落としていくリンにティスの心はフワフワしていく。


「ティスを触りたい」

「ヤリー様に怒られますから離して下さい!」

「?。ヤリーは知ってるよ」

「!?」


ニッコリ笑ってティスの頬にキスをする。


「だからティス、俺だけを感じて?見て」


そう言ってリンがティスに深いキスをしてティスの両腕はリンの胸を押すけどビクともしない。


「んっ、まっ…」

「待てないし、待たない」


リンがティスの首に唇をススッーと滑らせて

ティスの体がビクッと反応するからそれを見て

リンは首に跡をつけていく。


「あっ、リン様…」

「可愛い声をもっと聞かせて?」

「いやッ…恥ずかしい」


リンの手つきがティスの夜着をシュルッと解いて行きティスの顔はもう真っ赤かになっている。


「リン様っ、まっ…」

「待たない。味わせて、ティス?」


露わになったティスの体がリンの瞳に映る。


「リン様っ!恥ずかしいから見ないで」

「綺麗だから見せてもらう」

「あっ」


両手をシーツに張り付けて動きを封じる。


「このまま飾ってでたい」


リンの獲物を狙う目からそらせないティスは捕まっても良いと思った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る