85・抱き合い

第86話

「真弥、俺の子を産んで」

「ああっ…んっ…」


激しく私を攻めて絶頂を何回も昇り…

奥に愛を注がれて私の胸は温かくなる。


「雅之っ…もうダメ…」


体を許してからほぼ毎晩抱かれて注がれて絶倫。


「真弥、愛してるよ」

「あっ!!」


体位を変えてグッと挿れて私を攻める。

体は疲れているのにもっとってねだってしまう。


「ただいま」

「おかえりー」


恭一を迎えに行って夕飯の支度の時に思い出していたら雅之が帰って来た。


「顔、赤いぞ?」

「大丈夫よ」


慌てて雅之を玄関に迎えに行った。


「体調は大丈夫か?」

「うん。あのね…」

「ごめん。また電話だ」


言おうと思うと電話で邪魔される?

まさかね。


《あぁっ…。そうか》


シュンとした私を見た雅之は私を抱きしめてキスをおでこに落とす。


「雅之!?」

《あぁっ。それで…》


電話してるのに私にキスをしてきたから声は出すまいと頑張る。


「ちよっ…んっ」


クチュッと音が出て慌てて口を塞ぐけど笑ってる雅之。


「まっ…」


スカートを捲り上げてショーツに手が入り込むから慌てて手を止めるのに止めてくれない。

「いやいや」と首を振ってるのにお構いなしだ。


《分かった。そのまま進めてくれ》


電話を切って鞄も下に置いて携帯をポッケに入れてもう片方の手も滑り込ませる。


「あっ…」

「真弥、欲しい」


手が激しくなっていき立っていられない。

リビングに恭一が居るのに。

泣いたら行かなきゃいけないのに。


「真弥、愛してるよ」

「あぁっ…」


雅之のが入ってきて目がチカチカする。


「あんッ…ダメって…」

「真弥、気持ちいいよ」


ブラのホックを外して後ろから私を攻める。


「あっ、雅之待って…んっ…」

「真弥…」


胸を揉んで凸を弄られて体がビクッと反応する。


「両方は…あんっ…」

「俺の奥さん」


キュって自分でも締まるのが分かり恥ずかしくなる。


注がれて…拒否出来ない自分が悔しい。


「真弥、大丈夫かっ?」

「大丈夫な訳、ないでしょ!バカ雅之!」


恭一が泣かなくて良かったです…。

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