68・新婚…?

第69話

「今日、休みだろ?」

「うん。宮城さん待ってるでしょ?」

「あぁ。俺も休みだったらまだベットでイチャ

したいのにさー」


そう言って朝食を食べていた雅之はキッチンに立っていた私の所に来て後ろから抱きしめる。


「ちよっ、雅之っ!」

「まだイチャが足りない」

「待って!!」


両手が塞がってるからって後ろから抱きしめて

きて耳元で言ってくるなんて…!!


「雅之、ちよっとやめてって」

「聞こえませーん」

「なっ!!」


私の耳たぶをペロッと舐めて体がゾクゾクして胸を揉んで雅之の唇が私の首筋を滑る。


「まっ…」

「真弥を何処でも抱きたい」

「ダメって!遅れちゃう!」


両手が塞がってるのをいい事にこの男は〜〜!!


「雅之!もう離して!遅れちゃう!」

「つまみ食いして行こうっと」


そう言って私の服を捲り上げて直に胸を揉み上げ敏感な所をピンッと弾く。


「きゃうん」

「可愛く鳴いたね、真弥」

「いやって…」


体が雅之を欲しがっていてちゃんと聞いてくれないのが本当にどうしようもない。


「社長、本日朝イチに会議がらありますよ?」

「!?」


何処からか宮城さんの声が聞こえて慌てる。


「宮城、夫婦の邪魔しないでくれるか?」

「奥様が困ってると思いまして」


宮城さん〜〜困っていたから嬉しいです!!


「仕方ない、行ってくるよ」

「はい」


雅之は「やれやれ」と言ったみたいに鞄を持って玄関に向かい私も両手に持っていてものを置いて玄関に向かう。


「恭一は夕方に迎えに行くんだろ?」

「うん、夕方」

「なら俺が迎えに行って一緒に帰ってくるよ」

「えっ?雅之、忙しいでしょ」


唯でさえ忙しい雅之にそんな事頼めないのに。


「父親と息子の邪魔しないでくれるかい?奥さん」

「!!。それならそう言って!じゃあ、お願いします。旦那さま」


素直に甘える事にした。

迎えに行かれなかったら行けば良い事だもん。


「行ってくる」

「行ってらしゃい」


キスをして見送る。


「新婚みたいな朝…」


雅之が行った後1人で恥ずかしがっていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る