17・キス・キス巡り
第18話
「雅之!!恭一は?恭一が…」
《もしもし、俺だ。恭一はシッターに任せる!
迎えに行くまで見てろ!》
白鳥さんをその場に置いてきて雅之は私の手を引っ張り恭一の件は電話で済まし2人で家に戻って来た。
「真弥…」
「雅…之…」
壁に寄せられて逃げれない。
「真弥、キスしたい」
「!!」
雅之と目が合ったら動けなくなり雅之の唇を
受け入れた。
「……っ」
「真…弥…」
大学の時と違う雅之のキスに体が痺れてくる。
馴染んだキスが私を
「雅……」
「真弥」
深くなるキスに立っていられなくなり雅之にしがみつき雅之は私を抱きしめる。
「ベットでキスしたい」
「なっ…」
玄関でキスを貪っていて2人ともお互い息が上がっていた。
カバンも靴もそのまま玄関に置いて雅之の寝室に抱っこされて連れて行かれた。
「雅之!!」
「今は何も聞かない。俺にキスされてて」
「まっ…」
ベットに倒されて上に乗っかられて久しぶりの
重みに涙が流れてきそうになる。
「真弥、キスだけでいいから」
「待って…」
聞いてくれなくって雅之のキスが再び私を快楽に落とす。
「んっ…はあっ」
「真弥の変わらない唇好きだよ」
“好きだよ”で理性が溶けていくキスに無意識に
雅之を、抱きしめる。
「雅之…好きよ。大好きよ」
「!!」
無意識に出てしまった私の本音。
でも、私は言った事に気づいてなかった。
「いつもそれくらい素直だといいのにな」
「雅之、もっとキスして。もっと私を求めて」
「了解。もっとキスしような」
深く深く快楽に堕ちていくように2人でキスを交わし合う。
大学時代の時以上に繋がっている気がして。
「白鳥さんなんかに負けないんだから!!」
「愛羅に?」
あれっ?私…何を言ってるのかしら!?
「可愛いかったよ。だからキスしよう」
「待って!!もう恥ずかしいっっ」
理性が戻ってきちゃったのに容赦なくキスタイムが始まり逃げるに逃げれなかった。
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