第67話
次の日の朝一番に、私は由香達の席へ行った
私が来たのを見て、素早く教室を出ていこうとする由香の肩を掴んで、どうにか止まって貰った
「…お願い……。ほんの少しで良いから話を聞いて……由香」
「……」
由香は、私から背を向けたまま、何も言わない
私は、そんな由香の背中に、ゆっくりと話しかけた
「…私、優也の事、好きじゃないよ……
…本当だよ……
…だって、優也は同志だから
優也といると、物凄くドキドキするんだ…
心臓が破裂するんじゃないかって思う位…
でも、それと同じ位、一緒にいると落ち着くの
だから、恋愛とは違うと思う
けど、私、優也の事をもっともっと知りたいと思うんだ
……キスされても全然嫌じゃなかった…
でも、この気持ちが何なのか、私にもよく分からない……」
私は自分の気持ちを素直に述べた
全く何を言っているか分からないけど、これが私の素直な気持ちなんだ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます