すると、由香は怒りを通り越して、心底呆れ返ったような顔をして振り返った

そして、言った

「はぁ！？あんた、本当に分かってないの！？バッカじゃないの！そんなの完全に優也くんの事、好きってことじゃん！」

「…えっ？」

私が優也を

好き―――！？

「だって、優也くんといて、物凄くドキドキするけど、心地よくて、相手の事もっと知りたいって思って、キスされても嫌じゃないって……それ、完全に好きって事じゃん！あんたは優也くんの事、大好きなんだよ！」

…確かに、私は優也の事をもっと知りたいと思う……

優也の全部を知りたい

そして、その全てが欲しい

それが、好き―――

頭の中で、優也の優しい笑顔を思い浮かべてみた

心臓がドキドキと高鳴る

あぁ、私

優也の事

好きなんだ―――…

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