第51話
「まぁ、つまりさ、お前もくだらない夢ばっかみてないで、もっと自分を見て、就けそうな職種考えろよ」
哲くんがそう言ったと、ほぼ同時位に、気付いたら私は、哲くんと智輝くんに向かって、思いきり、手元の水をぶっかけてた
「冷た!」
「何すんだよ!」
口々にそう詰め寄ってくる哲くんと智輝くんとは裏腹に、周囲は一気に静まり返った
皆、目を丸くして私を見ている
私は怒りに任せて怒鳴った
「ふざけんな!必死になって夢見て、その夢叶える為に、必死に努力してる人間バカにすんな!」
そう言って、私は走って店を出た
「ちょっと聖歌!」
後ろから私を呼び止める由香の声が聞こえたけど、振り返る事はしなかった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます