お正月~初詣
第31話
大晦日、バイトの休憩時間にケータイを開くと、優也からLINEが来ていた
『聖歌、初詣行こー』
本来、美容院というのは、皆が想像するのとは違って、12月は忙しい月ではあるものの、大晦日は割と暇なものだ
と言うのも、昔でこそ、着物を着て初詣に行く人は多かったのかもしれないが、最近では、初詣でも着物を着て行く人は殆どいないからだ
でも、私が働いている美容院は、地下鉄や私鉄がいくつも乗り上げる大きな駅の近くにある上に、すぐ側に初詣の時には人がごった返すような、割と大きな神社があるからか、初詣の時もクリスマスや成人式の時程ではないものの、そこそこ忙しかった
『良いけど、今日、バイト遅くなりそうだから、終わってからでも良い?』
私はそう優也に返信した
するとすぐに返信がきた
『分かった、待ってる』
私は、そう書いてあったのを確認して仕事に戻った
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