第22話

「…ごめんね、ちょっとコンビニに寄って良い?」


そう言った優也の言葉に頷いて私達はコンビニに入った




―――やっぱり一緒に帰ってたんだ―――




コンビニから出てきた優也の手にはホットのココアと午後ティーが握られていた


「…はい、聖歌」


そう言って、優也は午後ティーの方を私に渡してくれた


「……えっ?……いくら?お金払うよ」


私が、そう言って、慌てて財布を出そうとすると、優也は優しく笑って、それを制した後、言った




「…良いよ。それは俺からの誕生日プレゼント」

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