第82話

平将門は、気を和の脳に飛ばした。

すると、和は、

「俺、何やってんだ?こんなところで。精神科じゃねーか!」

「あなたは病気だから、ここにいるのよ。」

看護師が言った。

「すいませーん。俺、病気じゃないっす。出まーす。」

「ダメよ!病気なんだから!」

「俺、日本の三大パチンコ店の後継ぎなんだけど。裁判やるか?国際問題になるぞ!」

それを聞いた院長は、和を退院させた。

「良かった。和。寂しいけれど、うれしい。」

「大丈夫か?歳子。良かったな。」

「何をいちゃいちゃしとるだ。信長よ。」

「おやじ!」

「わしゃ、お前の親父じゃない。イケメンと呼べ。」

「どこが...。」

「なんか言ったか?」 

「何も。」 

「信長、飲み比べしようぞ。」

「また、今度。」

「まあよい。信長。さぼるなよ。わしから、説教されたくなければな。」

「分かってるよ!早く帰れ!」

「言われんでも、帰るわい!清盛が待っておる。」

そういうと平将門は、消えた。

「怖くなどないでしょ。母上。」

「うっうん。面白い人ね。」

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