第59話

「良かった。鈴ちゃん。昌景。」

「母上。鈴。天照大御神様だ。」

「神様?私の願いを聞いてくれたんですか?」

「神隠しってやつよ!じゃまたね!末永く仲良くね!」

「やったー!昌景にも会えたし、神様にも会っちゃったー!」

「昌景も隅におけねーな。」

「うるせー。昌豊!」

昌景は、照れながら言った。鈴も六名神の前では、照れている。

「よおし!今夜は乾杯だあー!」

信房が言った。

「いいねぇ。」

と皆。


「歳子らしいな。」

「あれ?信長、知ってんの?」

「鈴というおなごがこっちの世界に来たからな。」

「滅しないものもあるねー。信長!」

「あの時は、ただの戦国大名だったからな。」

「でも一定、信長のこと、たくさんの現代人が語りおこしてるよ~!嬉しい?」

「戦国大名やったかいは、あったな。」

「ねぇ。嬉しい~?」

「ひつこいなぁ。あー!嬉しい!」

「私も自分のことのように嬉しい!」

「はいはい。」

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