第58話

はっ!

「どうした?歳子?」

「ちょっと、昌景のところに行ってくる!」

「おいっ!」


「パパ。どうしたの?ママ。」

「気にするな。ゴリヨ。初めてだろ。ばあちゃんにこんなに可愛がられるの。」

「うん!ばあちゃん大好き!」

「まあ。ゴリヨったら。ありがとう。」

歳子のやろー。どうしたんだ...!?

「歳子どうしたのかしら...。」

「母君様...。」


地球、アメリカ、ロサンゼルス。

「昌景!」

「母上!どうされたのですか?」

「どうもこうもないわよ!鈴ちゃんが美奈ちゃんみたいになるかもよ!例えそうならなくても、精神科を出ることが出来たら、自殺するつもりよ!そうなったら、もう二度と会えなくなるわよ!それでもいいの!?」

「母上!失礼!」

そう言うと、昌景は鈴の入院している精神科へとテレポートした。


スッー。

「鈴!」

「昌景!本当に昌景なのね!?」

「ああ。ごめんな。鈴。」

「夢じゃないのね...うっ。ひっく...。」

鈴は、泣き崩れた。

「俺達の世界に行こう。鈴。」

そう言うと、昌景は鈴をお姫様抱っこして消えた。


病院では、大騒ぎ。

昌景は、心の中では知るかと。

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