第51話

アドルフ・ヒトラー。

ナチスドイツ軍を率いて、ユダヤ人を大量虐殺した。


「アドルフ・ヒトラー...。なおも、生き延びたユダヤ人を虐殺しようとしてるのか。バーンの正体は、アドルフ・ヒトラーに違いない。」

「俺の子孫は絶対に守る。信長!」

「そうだな。義弘。」

「信長!忠勝に会いに行こう!」

「そうだな。歳子。」


月、ネヴァダ州、刑務所。

「忠勝!」

「また、信長か。んっ?はっ母上!」

「頑張ってるのね。」

「いえ。母上。」

「ところで、忠勝。アドルフ・ヒトラーに会えるか?」

「会っても無駄だ。だが会ってみるか?」

「ああ。歳子は、待ってろ。」

「うっうん。」

 

Fー2642。

そこには、口も聞けず、失禁した寝たきりの異臭を放ってるアドルフ・ヒトラーがいた。

「会っても、無駄だろ。」

「だな。これじゃあ、まともに会話もできない。行くぞ。」

信長達はFー2642をあとにした。


「どうだった?」

信長は、首を横に振る。

「会話もできねー。あれじゃ何も分からない。」

「そっか。バーンと戦い続けるしかないわね。」

「そうだな。」

「何かあったら、教える。」

「サンキュー。忠勝。」

「気をつけて下さい。母上。」

「うん。ありがとう。」

歳子達は、刑務所をあとにした。

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