第50話
「バーンを強く生み出している正体を探ってみてはどうだ?信長。」
「そうだな。探ってみる。」
念のため、歳子に聞いてみよう。
「またな。忠勝!」
「おう!信長!」
信長は安土城へと戻った。
「ただいま。」
「早かったね。」
「歳子。バーンについて、念じてみて何かわからないか?」
「わかった。できるかどうか分からないけどやってみる。」
歳子は、バーンのことを考えながら念じてみた。
「......。大量虐殺...差別。」
歳子は、更に念じるがどうやらここまでらしい。
「信長、これぐらいしか分からない。」
「そうか。でも、ヒントにはなる。」
「六名神にも相談してみては?」
「そうだな。地球に行くか。」
「うん。」
地球。
「義弘達ー。どう?調子は?」
「母上。相変わらず妖魔達と戦っている。」
「皆、頑張ってるのね。」
「不思議なことに、ヨシヒロの彼女、メイサの周りによく妖魔達が出現する。」
「何か意味があるのかしら...。」
「まただ!」
水流の妖魔がやってきた。
「お前達、邪魔するな。」
「母上!危ない!」
水流の妖魔が歳子を水泡の中に閉じ込める。
「くっ苦しいッ。」
「水神の陣ッ!」
歳久が水泡をぶち壊した。
「ハァッ。ありがとう。歳久。」
「これぐらい大丈夫だよ。」
「火炎の陣ッ!」
昌景が水流の妖魔を燃やし尽くした。
「義弘、何でメイサさんの周りに?」
「俺にも分からない。ヨシヒロの彼女は、ユダヤ系アメリカ人で、先祖は大量虐殺から逃れてきたらしい。」
「ちょっと待って!ユダヤ系!?」
更に歳子は、続ける。
「大量虐殺、差別、ユダヤ系...。もしかして、バーンの正体はアドルフ・ヒトラーのことじゃない!?」
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