第4話
「弟よ。代行でコカコーラ0を買ってきてくれたまえ。」
「承知しました。姉上。」
「ハハハッ!」
石田さんにだけ特別扱いしている俺がいる。石田さんに頼まれたら、他の仕事後回しにしている。いかんな、、、。
「石田さん、買ってきたよ。」
「ありがとう!平井君!平井君に頼むと他の看護師さんより速い!」
「そんなことないよ。他の看護師達と一緒だよ。」
そんなことあるけど。
「あっ!王子様だ!」
「石田さん、うれしいけど、皆が勘違いするからね。」
「はい!王子様!」
「たくっ。」
彼の名前は倉藤裕二(くらふじゆうじ)。石田さんは、倉藤さんとも仲がいい。俺よりイケメンだから王子様と呼んでるのか、惚れてるのか分からないけど、ちょっと嫉妬。いや、かなり。
そんなことより明日、石田さんは退院だ。今日俺は夜勤。石田さんに想いを伝えられる立場だったらいいのに、、、。
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