第4話 ちゃんと長編のジャンル見てる?
そしたらカクヨムコン恒例、阿鼻叫喚地獄絵図となる長編部門の考察をしたい。
今回気になるのはこの創作論のキャッチコピーにも書いた「部門が増えてる」問題なのだ。
比較を見てみよう↓
◯カクヨムコン9
・異世界ファンタジー部門
・恋愛(ラブロマンス)部門
・ラブコメ(ライトノベル)部門
・ライト文芸部門
・ホラー部門
・エンタメ総合部門
・カクヨムプロ作家部門
計7部門
◯カクヨムコン10
・ライト文芸部門
・異世界冒険部門
・異世界ライフ部門
・魔法のiらんど(現代恋愛)部門
・ファンタジー恋愛部門
・ホラー部門
・エンタメ総合部門
・現代ファンタジー部門
・ラブコメ(ライトノベル)部門
・カクヨムプロ作家部門
計10部門
ふ、ふ、ふ、増えてる!
細分化されてるのと新しい部門の追加、主に「魔法のiらんど」部門が完全追加ですね。
魔法のiらんどというサイトがカクヨムと合体したという事でそれ専門のコンテストって事だと思います。
私も申し訳ないのですが魔法のiらんどを存じませんでした。
軽く魔法のiらんど内のジャンルを確認した所、凄い恋愛ジャンルが細かく分かれてる。
凄いな……恋愛ってここまで分けられるんだな。
という事で完全に恋愛ジャンル専門の場所でしたね。
()で区切られているように現代を舞台にした恋愛ジャンルと前回前前回の受賞作みたいなファンタジーの世界を舞台にする恋愛で分けるみたいですね。
確かに言われてみたらカクヨムの恋愛ジャンル令嬢と伯爵夫人の単語ばかりが多かったと思うので恋愛主戦の作者からしたらテンプレ一強だったのかもしれない。
まあ、異世界ファンタジーが転生で、現代ファンタジーがダンジョンでっていうテンプレがあるように、現代恋愛にもテンプレがあるかもしれないのでなんともいえません。
そして、読者となる私として最高なのは「異世界冒険部門」と「異世界ライフ部門」が分かれた事。
いやー、この場で正直に申し上げると、冒険しないスローライフっとうたってる異世界を読むのがきつかったんですよ。
スローライフっていうと、昔の私はずっと「牧場物語」と「ルーンファクトリー」系かなーって思っていたんですけど、蓋を開けると波の無い追放復讐ハーレムものが多いので、私的にグロよりも読んでて辛い。
それが住み分けされるの最高ですね!
いや、偏見まみれでごめんなさい。
百合よりマシです。
とりあえず、アトリエみたいな話よりテイルズみたいな話を読みたい派なのでそこの区分けはありがたい。
さあ、あと気になる点として結構重要そうなのはジャンルの掲示順番が変わっている所です。
これは小売販売系の感性なのですが、以前の掲示順番から変わったというのは角川の力を入れてるジャンルが変わったんだと思います。
実は前回の結果発表の編集者達のコメントで「ライト文芸」の評価が非常に高かったのを覚えているでしょうか。
そして伏線が回収されるかのように異世界ファンタジーを超えて上に来たのは露骨ですけど、力入ってるんだろなーって事を私は感じます。
会社って結構露骨に主張するので、この主張はあってると思っています。
そして、そう考えると……「現ファン」と「ラブコメ」……お前らどうした?
エンタメというマイナージャンルの寄せ集め部門より下ってどういうこと?
やっぱり「現ファン」は「ダンジョン」と「配信」をこすりすぎて編集に投げられたのか?
そして恋愛ジャンルの下ではなく一番下って……「ラブコメ」が一番下って……
私の認識では別に男性主軸の恋愛ジャンルとして廃れている気はしないのですが、あれなんですかね?
そのジャンルを買う男性が減ってるとか?
恋愛から離れる男性が流行ってはいるらしいけど、ここまでか?
という感じでジャンルに関しては思っています。
プロ部門?
うーん……1回受賞している方用だから戦い方が違うしな……
再受賞して次の書籍化のチャンス頑張ってくださいとしか言いようがない。
なんでも3回ぐらい書籍化のチャンスがきて重版にならないとそのまま編集者から嫌な顔されてやめさせようとしてくる世界だって聞くんで、その世知辛い世界にとやかく言う事は出来ないっすね。
頑張ってください!
次も長編部門の出すタイミングに関しての考察です。
よろしくー。
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