第12話
――――…
「寧々、あんたの顔が好きなんだって」
「お父様、お母様、この顔に産んでくださってありがとうございます」
事務所で会った桐鵺に情報を流した百々は、空を仰いで拝んでいる彼を見て吐き捨てる。
「てかさ、逐一寧々のこと報告させるのいい加減やめさせてくんない?」
「何で?俺は寧々ちゃんの夫なんだから、知る権利あるよね?」
「(あー、この顔、マジで腹立つわー)」
―――…いつかマジでこの男、寧々に捨てられて灰になっちまえと願った百々であった。
「奥様は旦那様のお顔が好きです」
その日の夜は旦那様から
「寧々、愛してるよ」攻撃を受け
奥様は身体ごと愛された模様です
今夜もご愁傷様です
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