「お、LINE来てる」

携帯を確認すると、真希から詳細のメッセージが入っていた。

「12時にDenny’sね、OK、っと」

――

「真希おまたせー！」

「美紗〜！久しぶり！」

私たちは高校卒業してから時間がなかなか合わず、ほとんどLINEでのやり取りしかなく、会ったのは２年振りくらいだった。

「なんだかんだ結構LINEしてるから、そこまで久しぶりってほどでも無いね(笑)」

「確かに(笑)」

「美紗、最近どう？裕太さん元気？」

「私は相変わらずかな。裕太の会社はありがたいことに軌道に乗ってきて順調かな！」

「いいなぁ〜。あたしも優雅な人生過ごしたい」

「優雅な人生でもないよ(笑)毎日忙しそうにしてて、一昨日（おととい）なんか帰ってきたの23時だよ？」

「うわー！あたしウサギだから寂しくて死んじゃう(笑)」

そんな他愛もない会話をしていた時だった。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい