episode 1
第1話
私は
夫の裕太は4つ上で、派遣会社を立ち上げて5年経った。
仕事は順調に軌道に乗り、忙しい日々を送っている。
「じゃあ美紗、いってきます」
「いってらっしゃい!気を付けてね」
裕太を見送り、家事をしていると
――プルルルル
「はい、小原です」
『あ、美紗〜?あたし!真希!』
「わ!真希?久しぶり〜!」
『朝っぱらからごめんね〜!今の時間だと美紗の携帯にかけても出ないから家にかけちゃった(笑)』
「うん、この時間は携帯まだ持ってない(笑)」
『今日ちょっとヒマ?ランチでもどう?』
「いいねー!行こ行こ!」
『よかった、いつも早めに約束取り付けなきゃ捕まんないからさ(笑)』
「あはは、じゃあ場所とか時間LINE入れといて(笑)」
『おっけ(笑)ありがと!また後で』
真希は高校の時から明るくて、一緒にいると唯一本音で語れる親友。
ひと通り家事を済ませ、寝室に放置していた携帯を取りに行った。
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