ご飯

どうしたら死ねるのだろう。

私はいつ死ぬのだろう。

まず死ぬことなどあるのだろうか。

私はあとどのくらい生きればいい?

どのくらい生きれば償える?

どうすればみんなの為に死ねるのだろう?

ああもうこれ以上は生きたくない。

死にたい。誰か。誰か私を殺して。私を死なせて。また途方もない夢は私を苦しめる。

私はただ人でいたかっただけなのに。


また眠りにつく。何度も必死に眠りにつく。


目が覚めると辺りは真っ暗になっていた。

掛け時計は19時30分を指していた。


「もう、そんな時間。ご飯、食べないと」


ご飯は楽しく食べないとだぞと伯父さんの声が聞こえた気がした。

部屋の灯りをつけて、昨日のバイトの賄いで買った弁当を食べる。

だけど、喉を通らない。必死に飲み込む。

半分程食べた所で吐き気がした。

トイレへ駆け込む。

たった今食べていた物を戻す。

とてつもなく苦しくなって涙が流れる。

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