「気をつけてな。後で父さん呼びに行くから」

「うん。行ってきます！」

「姉ちゃん？姉ちゃん！姉ちゃん！」

「お姉ちゃん。真っ赤に染まってる。お兄ちゃん、お姉ちゃんどうして真っ赤なの？」

「お父さん！どうして！お父さん！」

「お兄ちゃん。お父さん、どうしたの？どうして足、浮いてるの？」

「見ちゃダメだ！」

「お母さん？死んじゃったの？お母さん」

「お兄ちゃ？あ、あぁ、嫌、嫌ーーー‼︎」

私が、いなければあんな事には。

どうして、私だけ生きてるの？

どうして、私だけ死んでないの？

どうして。皆、死んでいく。誰か、お願いだから私を殺して。お願い。もう、生きたくない。誰か、殺して。

どんどん負の感情が溢れ出していく。

そうしていつのまにか眠りにつく。

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